トリュフ尽くしメニュー@イタリア・アルバ

2011/10/11
イタリア北部の町・アルバでは10月に「白トリュフ祭り」が開かれます。その時期に合わせて、トリュフメニューを出しているというレストラン Osteria dell arco へ、ランチに行きました。要予約です。

こちらがお店の外観。開店時間は12時30分でした。ウロウロしていたら、店員さんが出て来て「きょうは予約で満席だよ」と言ってました。
オステリア・デラルコ外観

こちらがお昼のトリュフメニュー。イタリア語なので、辞書を片手に読みました。40ユーロ。
トリュフメニュー接写


一皿目。この地域の白トリュフメニューのひとつ、牛のタルタル白トリュフがけ。
トリュフメニュー②

白トリュフの香りはそんなにしません。塩・オリーブオイル・胡椒でほんのりとした肉の旨味、さっぱりとした印象。肉自体の食感を残すため、スジを残した切り方をしています。


二皿目。クリームとチーズのソースのニョッキ、黒トリュフがけ。
トリュフメニュー①

チーズは濃厚で、ニョッキはさっぱり。黒トリュフの香りが活きていて、バランスがとてもよい。

お昼のトリュフメニューは以上...ですが、「これで終わりなの?」という感じだったので、アラカルトから追加で注文。このお店の目玉メニューを頼みました。それがこちら、白トリュフの茶碗蒸し。25ユーロ。
白トリュフの茶碗蒸し1

中には半熟卵とチーズ。なぜ器の中にありながら、卵が半熟なのか不思議。これをスプーンでグリグリとかきまぜると、こうなります。
白トリュフの茶碗蒸し2

とにかく濃厚1 チーズと塩味しっかり。白トリュフは負けちゃってるけど、土の香りが立ち上ります。

最後にデザート。グラッパのアイス。大人のスイーツです。甘さが上品なり。
グラッパのアイス

濃厚さの中に、トリュフのもつ香りが入ってきます。そのハーモニーの良さが面白い。ただ、今年の白トリュフは去年より元気がないというのが残念でした。でも、この町ならではのトリュフの季節を味わう、とても良い経験ができました。

諏訪大社御柱祭:下社木落とし

2010/04/10
数え年で7年に一度、実質的には6年に一度行われる、諏訪大社の御柱祭。氏子の男たちとともに、巨木が坂をすべり落ちていくことで有名です。巨木の下敷きになるなどして、命を落とす危険もあるといいます。実際のところはどうなのか、天気の良さそうな日を狙って、行くことにしました。
御柱祭:木落とし坂1


諏訪大社の御柱祭は6年に一度、社殿の四隅に立ててあるモミの大木「御柱」を立て替える行事です。平安初期に始まったという記述があるほど、歴史あるお祭りです。巨木は長さ17m、直径1m余り、重さ10トンを超えるといいます。この巨木を山から切り出して、人力のみで神社へと運びます。祭りのハイライトは、巨木を山から里へと引き出す「山出し」の道中で急な坂をすべり落ちる「木落とし」にあります。今回見に行くのは、その「木落とし」の場面です。

「木落とし」は諏訪大社の上社と下社で各8回、合計16回行われます。上社と下社では降りる坂が異なり、下社のほうが傾斜が急です。ということで、下社の木落としに人気が集まっているようです。

祭りの一週間前に観覧席券を探そうとしましたが、往復はがきでの申し込みが必要で、受付終了は2月20日。すでに後の祭りでした。もし当選したとしても下諏訪町役場まで取りに行かなくてはいけないというハードルの高さ。地元以外には厳しい条件でした。

わずかに当日売りが出ているということで、当日午前6時に御柱祭情報センターに電話をしてみましたが、「長い列ができている」という説明以外に材料はありませんでした。諏訪地域のコミュニティーFM「LCV-FM769」の御柱祭情報を聞いていると、なんと午前1時から並んでいる人がいたということでした。その日の最低気温は5度以下でしたから、相当寒かったでしょう。御柱を見るのも、相当の気合が必要なようです。

観覧席の予約なしで、木落としを一番近くで見るにはどうしたらいいか、とにかく現場に行ってみることにしました。

午前7時に木落としの会場付近に着きました。会場から一番近い駐車場は料金なんと1日3000円。結局、シャトルバスの出発点となる「赤砂崎」の特設駐車場に向かいました。ここなら一日500円。シャトルバスが片道100円ならリーズナブルだろうと考えました。ところが...停留所の前は長蛇の列。バス5台分では済まないほどの乗客が並んでいます。地元の放送が聞こえてきて、バスに乗るまでの待ち時間は、なんと2時間という情報...絶望的な気持ちでひたすら待ち続けていたら、続々とバスが登場し、40分ほどで乗車できました。

木落とし坂まではバスで15分程度。バス停から会場までは歩いて10分あまり。急な坂のてっぺんに着きました。最大斜度35度。木落としの恐怖を感じました。
御柱祭:木落とし坂2


坂の上には記念碑もあります。
御柱祭:木落とし坂の上の記念碑


坂の下から見上げると、こんな感じ。御柱の轍ができています。
御柱祭:木落とし坂の下


木落としに一番近いところで見ようと、規制線の近くに陣取ります。しかし、2度にわたって警察による整理が繰り返され、結局斜面から数メートル離れた木陰から見ることになりました。おさえた場所の斜度がきつく、その場で待っているのもつらい状態。そこでしばらくその場を離れました。この判断がまた間違っていて、木落とし予定時刻の1時間前に戻ろうとしたら、その前に会場は身動きが取れないほどの見学客で埋め尽くされ、道路は通行止めに。おさえた場所に戻れなくなってしまいました。
御柱祭:路上から見る


ということで、この日一回目の木落としは遠くから見ることに。うわーっという歓声が聞こえ、大きな土ぼこりが上がりましたが、肝心の木落としの瞬間は何も見えませんでした。

午前中の場所とりでおさえた場所はぐしゃぐしゃに。そこでもう一度、場所を取り直しました。ここが無料でなおかつ一番近い場所で見られそうなポイント...ですが、斜面が急で足場を確保するのも大変。足場の土はやわらかく、ズリズリと落ちていく体をおさえるのも一苦労です。
御柱祭:2回目のポイント


待つことおよそ1時間、やっと木落としが始まりそう...氏子たちの掛け声が「ヨイサ!ヨイサ!」とこだまします。
御柱祭:木落とし前の気勢1


御柱祭:木落とし前の気勢2


進軍ラッパが鳴り、アドレナリンが上がってきます。「うわーっ」という歓声とともに、木落としが始まりましたが、なんと坂の脇で縄を持っていた氏子の影で、その瞬間が見えませんでした。
御柱祭:木落としの瞬間


がびーん。何のために早朝から行ったんだろう...木落としを無事に終えて気勢を上げる氏子たちとは対照的に、こちらは「気落とし」してしまいそう。
御柱祭:木落とし直後


シャトルバスを待つと時間がかかると思い、およそ1時間、4km、トボトボと歩いて町に戻りました。途中、諏訪大社下社に寄りました。
御柱祭:諏訪大社下社2


出雲大社のように注連縄が立派です。
御柱祭:諏訪大社下社


本殿の周りには、6年前の御柱が立っていました。年月を経たせいか、小さくなったように見えました。
御柱祭:6年前の御柱


社務所では御神木でしょうか?切り株が1000円で売られていました。御神木は最後まで有効活用されているようです。
御柱祭:御柱最後の姿


会場から去る途中に木落としの瞬間を伝える映像が流れていました。観覧席からはパブリックビューイングのように見られたのでしょうか...当日ひょっこりやってきて、無料で見ようというのは甘い考えなのかもしれません。でも、会場に来た22万人(ニュースによると)のうち、観覧席の客数はそれほど多くないはず。その瞬間が見られなかった観客は多かったのではないかと思いました。
御柱祭:観客多数


7年に一度という触れ込みにつられて行ったものの、雰囲気を充分に味わえずに帰途につきました。残念!

ココ・ファーム・ワイナリー収穫祭2009@栃木・足利

2009/11/14
栃木県足利市にあるココ・ファーム・ワイナリーのワインは、沖縄サミットや洞爺湖サミットの晩餐会で使われるなど、とてもおいしいことで知られます。天気予報はあいにくの雨でしたが、その収穫祭に行ってみることにしました。

ココファーム2009収穫祭1


収穫祭では、新宿から直行バスが運行されていますが、完全予約制。気がついた時は締め切りを過ぎ、しかも満席でした。ということで、電車で向かうことに。北千住から東武伊勢崎線の特急「りょうもう」で1時間あまりで足利市駅に着きます。駅前で待機する収穫祭シャトルバスに(ひとり300円)乗り換えます。駅からおよそ30分ほどかかりましたが、車内でワイナリーの成り立ちや歴史を紹介するビデオが流れていて、それを見ているうちに着きました。このワイナリーは知的障害者の自立支援施設「こころみ学園」によって運営されていることでも知られています。

シャトルバスを降りてから会場受付まで、5分ほど歩きます。このとき、雨はあがっていましたが、道はかなりぬかるんでました。こういうときは長靴で行ったほうがいいかもしれません。

受付で入場料2,000円を支払うと、収穫祭記念ワイン1本(白・赤 選べます)と、ワイングラス、それに栓抜きが渡されます。これだけで赤字になっちゃうんじゃないかと心配になるほど。
ココファーム2009収穫祭記念ワイン


さらに進むと、目の前にドーンとワイン畑が広がり、すでにビニールシートを敷いて盛り上がっているお客さんもいました。
ココファーム2009収穫祭2


子供連れの姿もちらほら。そのためか、フード類も充実していました。その場で軽く調理して出してくれます。
ココファーム2009収穫祭3


収穫祭記念ワイン(白)を飲み始めると、これがとても美味しくてビックリ。口当たりがスッとして、ほのかな酸味と、上品な甘さ。素晴らしい。1本開ける前に他のレギュラーワインも1杯500円〜でいただけます。

美味しいワインでご機嫌になってきたら、何と空までいい感じに!坂の上のボトル型風船も気持ち良さそう。
ココファーム2009収穫祭4


天気がよくなって、Saigenjiのライブもかなり盛り上がりました。酔いも手伝って、テンションが上がります。いやー、楽しい!
ココファーム2009収穫祭5saigenji


お土産には、ワインの他に、スモークチーズとしいたけ。どれも味わい深くておいしかったです。

皇室の名宝展(1期)@東京国立博物館

2009/10/06
「皇室の名宝展」は天皇陛下の即位20年と結婚50年を祝して開かれています。1期と2期で展示物がそっくり入れ替わります。お目当ては、1期に展示される伊藤若冲「動植栽絵」30幅。動植栽絵は相国寺の承天閣美術館でお目にかかって以来ですが、当時の人気ぶり、それに展示期間(1ヶ月弱)の短さを考えると、混雑は必至。都合がつく序盤の平日に行くのが一番いいと思いました。台風が近づく中、初日に行きました。

皇室の名宝展@東京国立博物館


午後2時30分ごろ、上野の国立博物館平成館に行ってみると、長蛇の列ができているわけでもなく、かと言ってガラガラというわけでもなく、という混み具合でした。中に入って、まず最初の展示が海北友松や狩野永徳のダイナミックな屏風。唐獅子図屏風は狩野永徳展以来です。

次の部屋に、伊藤若冲の「動植栽絵」30幅がずらっと並んでいました。広い空間に壮観です。ディテールまで細かく描かれ、色彩は鮮やか。動物や鳥、虫の目の表現がコミカル。どの作品も魅力的でした。

さらに、円山応挙「旭日猛虎図」や酒井抱一「花鳥十二ヶ月図」、葛飾北斎の「西瓜図」も素晴らしい! さすが皇室コレクション。江戸時代の名画がインデックスのように出てきます。これだけの絵が、大きく2か所に分けられた展示スペースの前半に集中しています。前半を観ただけでヘトヘト。

後半は、横山大観などの近代の名画。明治以降は帝室技芸員に選ばれた画家が、天皇陛下のために描いた作品が多くなります。七宝焼のコレクションが印象に残りました。

さすがに皇室の名宝なので、世相を皮肉ったような作品はひとつもありませんが、展覧会は江戸中期から昭和初期までの、日本美術のダイジェストのようです。会期が短いのが実に残念!おそらく会期末には大混雑となるでしょう。

ちなみに、午後4時、若冲の「動植栽絵」30幅を再度見に行ったところ、ガラガラでした。天気の悪い平日の閉館1時間前、オススメです!

米軍敷地内にあるゴルフコース@多摩ヒルズGC

2009/09/08
東京・多摩市に、一般ゴルファーでは予約ができないゴルフ場があります。その名は多摩ヒルズ。米軍基地のなかにあり、駐在するアメリカ軍の兵士とその家族が楽しむためのコースです。今回、友人のお誘い(チャリティーゴルフ会)で、その中に入ることができました。

多摩ヒルズ


午前7時の集合時間に合わせて向かいましたが、都心から1時間もかからない近さ。便利です。米軍の敷地に入るので、身分証明のためパスポートを持って行く必要があります。

練習場もあります。クラブハウスについたショップで1ドル!を支払えばOK。ドルのないひとは200円でした。もうちょっと実勢レートを反映してほしいものですが...でも安い! 近くにアプローチ練習ができる場所もありました。

ルールもユニークです。日本の一般的なコースでは1番ホールか10番ホールからスタートして、9ホールまわったところで休憩をとりますが、ここでは欧米で一般的な、18ホール通しで回ります。スタートは18ホールそれぞれに1組ずつがまわって、同時にプレーが始まる「ショットガンスタート」。プレーが遅いと全体に迷惑がかかってしまいます。

コース自体は長いとか、イギリスのように深いバンカーやラフがあるわけではなく、日本のコースだなという感じでした。カートにGPSがついていて、グリーンまでの距離が出ていたのと、そのカートにスコアが記入できました。どこかボウリングみたいな感じ。

18ホールスルーなので、お昼にはプレーが終わります。食事がこれまたアメリカン。名物のステーキです。草履みたいに平たくて大きいです。
多摩ヒルズのステーキ


お土産にたんまりとミネラルウォーターのボトルをいただきました。日によっては缶ビール1ケースということもあるようです。とにかく単位が豪快。カルフールみたい。

汗を流すためにお風呂にゆっくり入りたいところですが、あるのはシャワールームだけ。そこがちょっと残念。帰りがけに近くの温泉施設に寄ることにしました。

日本のオッサンたちによって整備されたゴルフ場とは違う、アメリカンスタイル。ゴルフ自体はそんなに変わりませんが、ちょっとした習慣の違いで、すごく新鮮に感じました。ただ、このコースって、日本の思いやり予算で運営されているんだよなぁ...
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