個性あふれる温泉@岩手&秋田

2008/07/21
暑い暑い大阪を逃れて、3連休の後半に、友人のガイドで岩手県を旅しました。岩手県は四国よりも面積が広く、どこに行くのかを決めていかないと大変なことになります。

午前10時に花巻空港に到着。温泉に入る前に、冷麺の老舗「ひげ」で冷麺と軽く焼き肉をいただきました。開店時刻11時をわずかに回ったときに着いたのに、すでにお客さんが入っていました。12時には満席。かなりの人気です。麺がしっかりとして、汁はマイルドな味。すっきりとした味です。

ひげの冷麺


さて、まず向かったのは、田沢湖の近くにある水沢温泉。残念ながら、写真撮ってません。おふろの写真を撮る度胸がないもので...乳頭温泉とよく似た乳白色のお湯。露天風呂は深さが1mもあって、しかも広く、軽く平泳ぎができます。マイルドな入り心地。大阪から来ると、天国のような涼しさ。露天でお風呂の縁に腰掛けたときに横切るさわやかな風を満喫しました。

藤七温泉3


つづいて向かったのは、八幡平の頂上から少し下ったところにある、藤七(とうしち)温泉。オススメと言われたのが混浴の露天風呂(混浴と言っても、もちろん女性はいらっしゃいませんでした)。ここにはとにかくビックリしました。脱衣小屋と内湯を出ると、ご覧のようなワイルドな荒野が広がります。ここを素っ裸で歩いていくのです...オープンエアの湯船は合わせて5カ所。そのうち1カ所は女性専用でした。

藤七温泉1


この写真からだとわかりにくいのですが、要するに、巨大な水たまりに浸かる感じです。水たまりの底からお湯がわいてきて、それをそのまま湯船にしたようなところが1カ所。そのままでは熱すぎるので、少し水を加えています。細かい気泡が出てくるので、その上に手をあてると、さすがに熱い。底にはすのこが敷かれていました。なんという野趣あふれる風情なのでしょう。

藤七温泉2


お風呂からあがると、当然、強い硫黄の臭いがカラダと服にそのままつきました。もしワイルド温泉グランプリという企画があったら、全国でもトップ5には入るのではないかと思われます。


翌日は、花巻の南にある大沢温泉へ。入ったのは「豊沢の湯」。インドアながら、目の前に里山の緑がこんもりと生い茂り、そのふもとには川が流れています。この時期は窓を全面開放しているので、セミ露天風呂状態でした。ここは無色透明ですが、お風呂に入ると肌がぬめっとした感触になります。肌がしっとりぴかぴかしてきます。


2日間で3カ所の温泉をまわりましたが、どれも個性豊かな温泉ばかり。奈良の十津川村以来の、充実して中身の濃い温泉の連続でした。肌もツヤツヤして、スッキリしました!
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60年に一度のご開帳@奈良・天河神社

2008/07/19
芸能の神様として有名な天河神社(正式には天河大弁財天社)。深山幽谷の地にあって、スピリチュアルな場所としても知られます。そこで60年に一度の特別開帳が行われるという情報を聞きました。これが本当なら、次の特別開帳に行ける保証はまったくありません。ご開帳は1週間だけ...この機会を逃してはならない!

天河神社鳥居


日輪大弁財天のご開帳、前回は1981年に行われたそうです。60年に一度というのが習わしですので、本来なら次回は2041年になるはずですが、今回は平成元年の社殿の建て替えから20年を迎えたことを記念して特別に行われたのです。

天河神社は奈良県天川村にあります。大阪や京都から、道路の混雑によっては半日かかることもあります。近鉄・下市口駅からバスで向かうこともできますが、1時間に1本足らずの便数と、現地に着いてからのフットワークが悪くなってしまうため、知人の車で向かいました。

京都を10時に出て、神社に着いたのは13時45分。駐車場は一杯でした。今まで2度訪ねたことがありますが、これほど賑わったことはありません(それでも最もすいている時間帯だったそうです)。

神社の敷地にテントが建てられて、そこで特別拝観料3000円を奉納します。引き換えに、白い絹と、今回の特別拝観についての説明文をいただきます。

天河神社:本殿へ


昇殿にあたって、神職に白い「招福の神織布(かみおりぬの)」を首にさっとかけてもらいます。この神布は八吉祥文(はちきっしょうもん)と天河五十鈴の紋が入っていて、チベット密教では「カタ」と呼ばれ、日本では「袈裟」とされます。

天河神社の神織布


(パンフレットによると)チベット文字で「タシデレピンスンツォク」(本日はおめでとう。円満なる吉祥にありますように。すべてが平和で満たされていますように)と書かれ、吉祥を祈るお浄めの意味があります。五十鈴の印は生魂(いくむすび)・足魂(たるむすび)・玉留魂(たまどめむすび)を表し、満ち足りた心が、健康な豊かな日々に栄えていく、吉祥が自分も他者も喜びが充満するように、という意味があります。

本殿には、ふつうの神社では見られない偶像が置かれていました。まさに、ここが特別公開です。カメラ撮影はもちろんNGです。並んでいた偶像は、

左手から、後醍醐天皇像とその脇に大黒様、
中央は、弁財天像を中心に、両脇は左が吉野権現、右が熊野権現
右手が、今回特別公開となった、日輪大弁財天

これらを拝む間に、神職が後ろからささやくように説明してくれました。日輪大弁才天のお顔が、大きくて現代的なリアルな感じだったのが印象的です。拝んでいる間、すーっとさわやかな風が通って、すがすがしい気持ちになりました。参拝が終わった後、特別祈祷神符をいただきました。家の神棚にお祀りするように、とのことでした。

特別祈祷神符@天河神社


神道では偶像崇拝は行われないと思いますが、天河神社では堂々と本殿に置かれていました。天河神社は大峯山の修験道の経由地。ここが神仏習合の地ということがよくわかります。本殿の向かいには能舞台があるのですが、その前では熱心な信者さんたちが般若心経を唱えていました。

次回の公開は33年後の予定です。そのとき、ご尊顔を拝することはできるのでしょうか? 
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iPhoneをGet!

2008/07/12
アップルコンピュータの携帯電話iPhone、金曜日の発売日に表参道に1500人が並ぶ大人気です。自分も「かっこいい!欲しい!」と思っていましたが、どうすれば手に入るのか見当がつきません。ところが、幸運にも、列に並ばずに、しかも発売の翌日に手に入れることができました!10年を越えるアップル信者にとってはうれしい瞬間でした。

iPhoneの写真


午前10時前から、難波の大型量販店と大阪の電気街・日本橋を歩いてみました。案の定、量販店やソフトバンクのショップには「IPhoneの次期入荷は不明です。予約も受け付けません」という、取りつく島もない説明が貼られていました。

難波の大型量販店では、従業員が「明日30個入荷します。9時45分から受付を始めます。お店の外には午前6時から並べますよ」と、体力的に厳しいアドバイス。ううむ。さすがにそこまではしんどい。

ふらふらと半ばあきらめながら、11時過ぎ、再び日本橋をふらふらと歩いていると、その一角にあるソフトバンクのショップでiPhoneのポスターにお断りの紙が貼られていないことに気づきました。そこで、店員さんに「iPhoneありますか?」と直撃すると、「キャンセルの出た16GBの白ならありますよ!」というお返事。おおお!それはタナボタだ。

早速、前のキャリアのショップに解約手続きをしに行くと、
「メールアドレスは一切残りませんが、よろしいですか?」
「1万4800ポイントが破棄されますが、よろしいですか?」と、後ろ髪をひかれるような確認の嵐。そうだよな。8年以上使っただけに、メリットも思い入れもいっぱいあるんです。


ソフトバンクのショップでの手続きは、料金の確認や、データの引き継ぎ方、メールのセットアップ、電話としてだけでも使えるようになるまでに、およそ1時間かかりました。ショップの店員さんも、実際に触ったりすることがほとんどできないまま説明にあたっているのが気の毒でした。

自宅に戻る途中で、大手量販店で早速液晶保護シートを購入。覗き見防止機能つきは1480円の商品しかありませんでした。ケースはこれから考えようっと。

自宅に戻って、まずはiPhoneを拝見します。美しい!ほれぼれします。

iPhoneの写真2


メールアドレスを決めて、半分までしかされていない充電をフルにしながら、今までの住所録のデータや音楽・写真のデータをiPhoneに読み込ませる作業があります。住所録やスケジュールなどデータの移し替えに関しては、自分はMacを愛用しているし、今までの携帯のデータもバックアップしているので、手間はそれほどかかりませんでした。iPhoneは自分のパソコンを起点にデータのやりとりをするので、パソコンのない人には不便な端末だと思います。


難しかったのは、メールアドレスの設定。なぜかショップで渡されたIDとパスワードでログインできなかったため、2時間ほど設定が進まずにやきもきしました。

メールアドレスが設定できたところで、家族、職場関係、友人・知人などに連絡メールをうつことにしました。いきなり前の契約を打ち切ったので、iPhoneをフル活用しないとメールアドレスの変更が連絡できないのです。まずは入力方法で混乱します。突然変換のスピードが落ちることがあり、誤って消去して書き直さなくてはいけない事態が起きたり、修正したい部分にカーソルを合わせるのに苦労したり。つくりかけのメールを保存する方法もよくわかりません。以前にうった文章を、コピー&ペーストできないのはかなりショック。範囲を決めて削除もできない。これらの問題は修正されるのでしょうか?

iTunesやYouTubeの画像はサクサクとダウンロードできて快適です。画像を自在に拡大・縮小できるのも斬新で面白い。「APP Store」というアイコンをクリックすると、ゲームやソフトがダウンロードできるし(まだ英語版が多い印象)、使い込んでいくうちに機能が充実していく予感がします。あとは、フリーの無線LANが広がるといいですね。職場の近くの喫茶店とかで導入されたら、通っちゃうかもしれません。

確かに今までの携帯に機能的に大きな不満はありません。でも、iPhoneには心奪われるような洗練されたデザインとユニークな機能があります。今までの携帯の「お仕着せ感」がないのがいいですね。iPhoneを手にすると、どこか自由で開放的な感じがするのです。これから、どうやって充実させていくか、楽しみです。
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鮨好きは必読!

2008/07/07
鮨好き必読の書を発見しました! 読むだけで、間違いなく、その鮨が食べたくなります。しかも、写真が美しい。文庫本ですけど。

「すきやばし次郎 旬を握る」著・里見真三 文春文庫

いま、当代一の鮨職人、「すきやばし次郎」の大将、小野二郎さんの一年間の仕事をもれなく残した、鮨の歳時記です。それだけでなく、材料の選び方、仕込みの方法など、職人のこだわりがふんだんに盛り込まれてます。たとえば...

・「握りの横綱」はコハダ。振り塩や酢締めの加減によっては、喉がキュッと鳴るほどおいしくなる。
・温かい季節の白身は、常磐のマコガレイに限る。「白身の王様」と呼ばれる星ガレイは身の締まりが早すぎて尻尾から白くなってしまう。
・鯛は握らない。品質の良い瀬戸内の鯛は、東京には安定的に供給されないから。

とにかく、季節と旬の魚の獲れる場所、特徴の分析が細かくて面白い。プロの見立てがわかりやすく書いてあります。季節ごとに読み直して、頭に入れてから鮨を食べにいけば、味わい方も変わるはず。

お店との付き合い方では、参考になることも。
・顔なじみにならないと出てこないネタがある。いいネタが入ったときに客の好みに合わせて取っておくことがある。旨いものを食べたければ常連になるべし。
・来てほしい客と来てほしくない客がいる。好きなだけ大騒ぎして、世の中に俺よりか偉い人間はいないみたいな能書きをさんざん言う長っ尻のお客さんは、料金が高くなる。
・特に軍艦や巻物は出したらすぐに食べてくれないと困る。例えば、ウニの軍艦巻きなら、ウニが溶け出して、シャリがペシャッとして、海苔が食い切りにくくなってしまう。

さらに驚くべきなのは、仕込みのすべてのプロセスを写真で掲載されていることです。これを真似したら、「すきやばし次郎」はやっていけなくなるのではないか、といぶかりたくなるほどです。ところが、大将は、こういうのです。

『鮨の味は仕込みの工程の最後に踏み出す「千里の一歩」で違います。ですから、ここで公開したプロセスを徹頭徹尾再現しても、絶対同じ味になるはずがない』

これぞ、職人のプライド。「ついて来られる者はついて来い」と言わんばかりです。鮨ネタを詳しく知る上で、とてもいい勉強になるし、読み物としても面白いです。今度鮨を食べに行くまでに、夏のコーナーだけでもしっかり覚えようっと。
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「風神花火」の迫力にビックリ!風鎮大祭@奈良・龍田大社

2008/07/06
手に持った花火から火柱が5mもあがるという、電撃ネットワークも顔負け!?の場面が見られるお祭りがあると聞き、早速、行ってみることにしました。

このお祭りは風鎮(ふうちん)大祭といって、675年には国のお祭りとして風害や水害、凶作、疫病を鎮めるために行われていました。火柱を手にもつのは風神の好む火をお供えする意味があるのだそうです。

場所は龍田大社といって、JR大和路線・三郷駅から徒歩10分弱のところにあります。三郷駅へは天王寺からおよそ30分かかります。駅を下りて右手の住宅地を上がっていった先にあります。自分は駅からの行き方がよくわからなくて、苦労しました。

ハイライトの「風神花火」は午後9時スタートです。午後9時ちょっと過ぎに会場に着くと、まさにちょうど準備をしていました。会場は見物客が500人くらいはいたでしょうか。カメラオヤジの含有率が高く、入口に「三脚・一脚・脚立の持込禁止」と看板があるにもかかわらず、堂々と三脚を立てたり脚立を持ち込むマナーの悪いカメラマンもいました。

正面の拝殿の前で、まずは、花火が勢いよく吹き上がります。
それにつづいて、「模範演技」というわけではありませんが、まずはお一人で。
風神花火1


つづいては、3人で。
風神花火2


手筒の花火は10秒あまりの間、勢いよく吹き上がります。火の勢いが弱くなったと思ったら、最後に「ボン!」という音がして、火の玉が地面に勢いよく落ちます。これがその瞬間。
風神花火3


参加できるのは、神社関係者と、事前に申し込んだ人だけです。飛び入りはできません。男性は上半身裸で、女性は白い装束を着用しての参加です。

風神花火4


吹き上がる時間は短いものの、火の勢いが激しく、火の粉が降ってきます。火の粉が裸の体に当たったら、「あちっ!」と叫んでしまいそうです。そうなると、真上に向けていた手筒が横になってしまうと、周囲に花火を向けてしまう...ということもあって、参加者はやけどをしそうになっても、姿勢を保たないといけないのです。そう考えると、かなりストイックなイベントです。

風神花火5


最後は、再び宮司さんが点火役として登場して、「竜田川」の仕掛け花火です。残りの半年の無病息災を願って、祭りは終了しました。

仕掛け花火「竜田川」1


仕掛け花火「竜田川」2


手に持つ花火の勢いがすごくて驚きました。さすがに1300年前はこういう形ではなかったでしょうが、見る側にとってはとても楽しめるお祭りでした。

風神花火フィナーレ

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