ブログのURLが変わりました

2009/01/23
DTIから連絡がありまして、22日より、当ブログのURLが変更になりました。

新しいURLは
http://shun.dtiblog.com/

今までよりも、少しだけシンプルに、覚えやすくなりました。

今までのURLでブックマークされていた方は、お手数をおかけしますが、変更をお願いします。

これからも、よろしくお願いします。
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一日一客!伝説のすっぽん料理@滋賀・膳所

2009/01/21
創業から50年以上、一日一客しか予約を取らず、素材はすべて天然モノという伝説のすっぽん料理店が滋賀県・大津市の閑静な住宅街の一角にあります。「果たして繁盛するのだろうか」といぶかりたくなるようなロケーションですが、料理関係者などで予約は常に一杯なのだそうです。そんなレアな機会が、友人の誕生祝のご相伴にあずかる形でやってきました。

立派な日本家屋の入口には、すっぽんの絵が入ったのれんが下がっていました。着いて早々、生簀(いけす)の見学。透き通った水に、すっぽんの首先だけがひょこっと顔を出していました。そこにご主人がどこからか、2匹(オスとメス)のすっぽんを連れてきました。
天然のすっぽん@すっぽん北村


1匹あたりの重さは、およそ2kg。。養殖でこのような立派なすっぽんが育つことはないそうで、天然ものならではの大きさです。元気一杯なので、噛みつかれないように、そーっと持ち上げてみました。甲羅の反対側の2箇所にある窪みに指を入れて持ち上げられますが、これがなかなか重くて大変。
天然のすっぽん2@すっぽん北村


つづいて、ご主人のすばやい解体作業を見学。あっという間に首をバサッと落とし、血を抜きます。
すっぽんの血抜き


落ちた首はしばらく動き続けてました。すっぽんの噛みつく力も、しばらくは健在で、試しに雑巾をたらして、噛みついたところを引っ張ると、これがまったく引っ張りだせないのです。その強烈な筋力はいったいどこにあるのだろう...
切り落とされたすっぽんの首


抜かれたすっぽんの血を湯のみ3分の1ほど一気にゴクッといただきます。これがスッキリとした味。ほんのりとした鉄分を感じますが、ドロッとしたところは全くなく、血なまぐさい感じもほとんどしません。ゆっくり飲まないように、と事前に言われましたが...
すっぽんの血を飲む


ご主人の解体はさらに続き、肝臓、心臓などがきれいに取り除かれていきます。
すっぽん解体1


すっぽん解体2


すっぽん解体3


すっぽん解体4


ちなみに、これは肝臓。
すっぽん解体5


このうち、心臓を、チュルッといただきました。味は全くありません。触感もありません。いかにも、滋養強壮に良さそうです。
すっぽんの心臓


こうして、2匹の立派なすっぽんは、およそ15分ほどで解体されました。あまりにも見事な手さばき。息のつく暇もありませんでした。ご主人は「すっぽんに無駄なところなんてないんだよ」とおっしゃってました。
すっぽん解体後


樹齢1200年の栃の木を使ったテーブルに案内され、いざ「実食」です。
まずは、生レバー。このしょっぱさが、日本酒にぴったりです。
すっぽんレバー


つづいて、お刺身。歯ごたえがしっかりとあります。卵の黄身は濃厚。生姜の上にあるのは、白子...だったかな?
すっぽんの刺身


いよいよ、すっぽん鍋の登場です。エキスがたっぷり入った汁はスッキリとした味わいです。
すっぽん鍋2


最初にいただいたのは、コラーゲンたっぷり「エンペラ」といって、甲羅のまわりの部分です。
すっぽん鍋1


これはすっぽんの肉。
すっぽんの肉


つづいては、裏の畑で栽培しているという、椎茸や葱、豆腐が入ります。
すっぽん鍋3


さらに大きなキャベツの葉が入ります。これまた裏の畑で栽培しているのだそうです。
すっぽん鍋4


時が立つほどに、エキスが染み込んで、味が豊かになっていきます。
すっぽん鍋5


最後はやはり雑炊です。濃厚な味わいでした。もうお腹いっぱいです。
すっぽん鍋6:雑炊


デザートは干し柿。色の明るいもののほうが、甘く感じました。
すっぽん北村の干し柿


すっぽんは実際に食べてみるとあっさりしていました。カロリーも低めなのだそうです。翌日、肌は心なしか張りが出ていたように思います。これはコラーゲン効果かな? 心臓がバクバクして寝られないかと想像していましたが、実際には帰宅するとすぐに寝てしまいました。

解体から、雑炊まで、すっぽんを心ゆくまで堪能させていただきました。食べるという行為は、他の生き物の生命をいただくことだというのをリアルに実感した、貴重な体験でした。
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水中綱引き@福井・美浜

2009/01/18
寒い寒い日本海に裸で飛び込み、その水中で綱引きをするという、想像しただけでも震えてしまう伝統行事「水中綱引き」が福井県美浜町で行われます。とても雪がよく降る季節ですが、天気予報は曇りで、気温は平年より高め...途中で帰れなくなる心配もなさそうなので、日帰りで実際に見てみることにしました。

水中綱引きは、1635年に若狭湾と日向湖を結ぶ運河が完成した記念と、その年の豊漁を祈って行われたのがはじまりです。毎年旧暦1月15日に、地元の若者たちが海上安全と豊漁を祈願した後、日向橋の欄干から飛び込み、綱が切れるまで引き合います。今では1月第三日曜日に行われています。

この行事が行われる、福井県美浜町日向(ひるが)へは、JR小浜線美浜駅からコミュニティバスに乗って、およそ30分の場所にあります。小浜線は1時間に1本、コミュニティバスは1日に4〜5本という便数の少なさですので、観光協会のホームページなどで下調べをして、午後2時の開始に間に合うように向かいました。大阪からは敦賀行きの10時15分発の新快速に揺られること2時間、さらに小浜線に乗り換えて美浜まで20分...現地に着いたのは、午後1時30分過ぎでした。

水中綱引き会場


現場には、大漁旗が万国旗のようにひらめき、その周囲はすべて観客で埋め尽くされていました。近くのテントでは、地元の人たちによる出店が運営されていて、うどん100円、焼き魚200円、ブリ汁100円という感動の低料金で観客をもてなしてくれます。これが普通のお祭りに出てくる露店よりも全然おいしいのです。

橋のたもとに見物場所を確保して、行事が始まるのを待ちます。午後2時すぎ、赤い鉢巻に白いパンツ一丁の男たちがバラバラと現れ、橋から飛び込んでいきます。高さ5mはあると思われます。水しぶきが盛大にあがります。

水中綱引き:飛び込み1


男たちが飛び込むたびに、キャーッという悲鳴のような歓声があがります。飛び込んだ男たちは「冷てぇ〜」と言いながら、綱のある場所まで泳いでいきます。しかし、準備運動とか、どうしてるのかな?

水中綱引き:飛び込み2


男たちは綱がつながれた両岸に集まります。はっきりとした開始の合図がないまま、両岸で男たちがもみ合います。ん?綱引き?

水中綱引き1


水中綱引き2


どうも、この綱引きは一般的な引き合いではなく、両岸の綱を断ち切る早さを競うもののようです。説明アナウンスやパンフレットがあるわけでもないので、見ながらルールを想像するしかありません。

水中綱引きの「綱」


綱の太さはおよそ30cmということですが、これを本当に手で切っていたら、とんでもなく時間がかかり、参加者の健康問題にもなってしまうので、切れやすいように細くしてある部分があるのだそうです。それでも男たちが何人も束になって、掛け声をかけながら、綱を引っ張っていました。水の中にあると、綱は堅くなっていくはずだから、大変でしょう。

始まってから10分弱、綱が切れました。早かった方の岸が勝ちどきをあげるわけでもなく、静かにその場を離れていきます。ほどなく両岸の綱が切れました。

水中綱引き3


男たちは、綱をもって引き揚げていきます。すると、観客もスルスルといなくなっていきました。身を切るような寒さの中でのイベントのためでしょうか、始まりも終わりもあっけない感じがしました。参加者と観客の間に暗黙の了解があるような感じもしました。

もう少し余韻を楽しみたかったのですが、美浜駅に向かうコミュニティバスの出発時間が迫っていたので、急いで帰路につきました。もう少し時間があったら、地元のお土産とかもゆっくり見られたのに、残念でした。なにせ、次のコミュニティバスは3時間後なのです...

これだけいろんなものが便利になった現代で、なんでこんな合理的でないイベントをやるのか、と不思議に思うヒトがいるかもしれません。でも、こういう伝統行事は、続けることに意味があるのだと思います。この行事によってコミュニティが育まれたり、当時の人たちの生活、文化、風習を感じることができる。その土地の文化が残る。グローバリゼーションが進む時代だからこそ大切にしてほしいと思うのでした。
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